子供の保育に関する知識を得るためには理論の学習も非常に重要ですが、実際に子供たちと接しその環境に自分自身を慣れさせていくことも非常に重要なポイントです。

子供は時として予期せぬ行動を起こしてしまうことが多いため、これに対して冷静に確実に対応する能力を身に付けることが保育を行う上では非常に重要な要素となるのです。

最近では子供の心理などを学習しその知識を実際の保育に生かそうと言うケースも非常に増えていますが、理論だけでは十分な保育を確実に行う事は非常に難しいものです。

しかし保育を学ぶ上で実際の保育の経験を積む事は決して簡単なことではありません。

多くの保育所では部外者が保育の現場に入ることをあまり好まない傾向もあるため、現在学習している学生を現場に立ち合わせてトラブルを発生させてしまうことを極端に嫌うのです。

また子供の親も第三者に自分の子供を積極的に触れさせたいと言う人が少なくなっており、保育士を目指す人が学習する場所は現場非常に限られているのが実態です。

その中でこの保育大学では実際の保育を行うために必要な経験を積むことを重視しています。

1年間同じ子供と接することで子供の性格や様々な状況を段階的に把握することができるとともに、その対処方法を実践的に学ぶことができます。

加えて1年間同じ子供と接していることで子供との親近感も生まれ、またお互いに信頼関係を構築することができる中で様々な現場での経験を積むことができるので非常に有意義な学習をすることができる保育大学として注目されています。